1つめのクリニックでの治療
ざっと治療経歴を並べると以下のとおりです。
◎2018.3~2019.3 ショート法での排卵誘発3回+タイミング法 3回 →いずれも陰性
◎2019.4~2019.7 ショート法での排卵誘発2回+AIH 2回 →いずれも陰性
◎2020.4~2020.11 ショート法での排卵誘発1回、採卵+体外受精
新鮮胚移植1回(1番分割の早かった10cell以上の良好胚)、胚盤胞移植2回(胚盤胞まで成長した3つのうち2つ) →いずれも陰性
回数としてものすごく多くチャレンジしたわけではないです。
ただ、
・身体へのダメージ(毎回注射で排卵誘発し、非常にたくさんの卵が成長するため、卵巣が腫れる)
・生理がきてしまう精神的ダメージ
・自分だけ頑張っている(と感じてしまっていた)ことへの疲労感
が大きかったことに加え、排卵誘発の注射には10日間程度連日で通う必要がありました。
私の仕事は宿泊ありの出張がそこそこ入るため、スケジュール調整が難しく、陰性だったからすぐにもう一度チャレンジ、とはいきませんでした。
自己注射が可能な病院もあると思いますが、1つめのクリニックはそれができず、また木曜・日曜は休診で午前中の決まった時間に必ず行く必要がある等・・・・制約が多かったです。
【1】でも記載しましたが、GWや年末年始等、病院が長くお休みする時期もあったので、それに治療タイミングを合わせる必要もありました。
私の場合は下垂体異常で強力に排卵誘発しないと卵ができてこないため、ショート法を選択せざるを得なかったのですが、周期通り排卵が起こる方にはもっとマイルドな方法も多いです。
ショート法には下記のメリット・デメリットがあります。
メリット
・複数個採卵しやすい
・複数個採卵できるため妊娠率が高まる
デメリット
・OHSSになる可能性がある
・注射による身体への負担が大きい
・薬の影響が次周期に残りやすい
タイミング法にチャレンジしていた頃から、沢山の卵ができるけれども身体への負担がかなりかかっていることは何となく気づいていました。
先生は費用のことを心配してくれていたのか?特に体外受精を勧めてくることはなかったのですが、今思えばもっと早いタイミングで排卵誘発の頻度を減らせる体外受精にステップアップできていればよかったなぁと思います。
自分の知識が追いついていなかったことが悔やまれます。
体外受精へのステップアップ
2020年4月から体外受精へステップアップをしました。
この時、先生が「あなたの身体にはこの治療法が向いていると思うよ」と仰ったのですが・・・
早くその言葉を聞きたかった・・・( ;∀;)
1回目は、採卵をしたその周期に、新鮮胚の移植をしました。
この時、お腹に違和感があり、卵巣が腫れているような感覚はあったのですが・・・
先生は「大丈夫でしょう。」という判断でした。
何千回と移植されている先生ですので、お言葉に従い移植をお願いしました。
何となく予感は的中して・・陰性となりました。
その次の周期で胚盤胞移植をしましたが、陰性となりました。
(ここも身体を休めるために1周期はあけるべきだったと思います)
その後1周期、あいだを空けて、2度めの胚盤胞移植をしました。が、こちらも陰性でした。
毎度ながら・・大きなショックを受けましたが、何となくもうこのクリニックでは妊娠できる気がしなくて・・
転院を考えよう、と陰性を言い渡された日に転院先を調べ、予約までこぎつけました。
薬について
少し話は戻りますが、胚盤胞移植前・後はかなりの数の薬を服用します。
これはホルモンを調整するために必要なので避けられないことです。
飲み薬、エストラーナテープの貼り薬は何とかやっていましたが、ルテウム膣座薬(プロゲステロン)が厄介でした。
膣からいれる薬なのですが、
・指でできる限り奥まで入れる必要がある
・入れた後すぐ動くと出てきたり漏れてしまう
ということが問題でした。
朝7時と夜23時の1日2回指定だったのですが、仕事に向かう直前だと歩くため出てきてしまうし、夜23時まで起きているのはしんどいし・・等自分で少し時間を調整して使用していました。
ネットにも、何人かの方が医師に
「挿入した後、数分で出てきてしまったがしっかり吸収されたのか」
という質問をされているのを見ました。
おそらく使用されている皆さん苦戦しているのかと・・・
ちなみにこの薬、2つ目のクリニックではルティナス膣剤に変わりました。
容量が小さくなるため、1日3回挿入が必要で、職場にいる時もトイレで挿入する手間は増えたのですが、アプリケータを使用して挿入するため、奥まで挿入しやすく、吸収されやすかったのではと思います。
職場にいるとどうしても時間を忘れがちなので、アラームをかけていました。
慣れればこちらのほうがかなりやりやすかったです。
人の身体ってあらゆるホルモンに絶妙に調節されて機能しているんだな・・ということを日々感じました。そして薬で補ってあげることで、足りないものも何とかなる。。
今の医療の進歩に感謝です。
本日はこんなところで。
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