Hana’s blog

子育て、シアトル生活等日々の出来事や考えを綴ります

私の不妊治療【3】

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転院先の選択について

 

転院先は、新宿にある加藤レディスクリニック(KLC)を選びました。

 

HP・ネット情報から

 

・豊富な治療実績と研究体制

365日休みなし(医師が20人以上)、時間も朝早くから遅くまでで仕事と両立できそう

・管理体制がしっかりしている

・治療費用が莫大すぎない

HPがしっかり整備されている・治療方針が明確

・家・職場から頑張れば通える範囲

・口コミの数がある程度あり、良い内容も多々あり

 

上記の理由でまず一度行ってみようと決めました。

ちなみにこのクリニックを卒業する際に知りましたが、日本の体外受精で生まれるベビーのママ10人に1人はこちらのクリニックを卒業している程、日本の不妊治療に貢献されている大規模病院でした。

 

初回診察

 

1つめのクリニックで3度目の体外受精が陰性だった日に予約を入れ、翌日には夫と二人で初回診察を受けました。

ただ、この時点で転院するかは決めていませんでした。

 

血液検査と院長先生の診察がありました。

血液検査は、1つ目のクリニックでの血液検査等持っている結果資料は全て持っていきましたが、測定し直したものも多かったです。

血液の基本情報、ホルモン値に加え、B型肝炎、C型肝炎、HIV抗原・抗体、梅毒、風疹ウイルス、クラミジアの検査も行いました。

診察では、これまでの治療歴を話し、まだ自分がこの病院に通うことにするかも迷っていることも伝えました。

 

というのも、こちらのクリニックは、できるだけ薬剤を使用せず自然に近い形で卵子を育てることで体や卵に負担をかけず、採卵し移植する、という治療方針なのです。

私の体質ではそれが難しいので、結局、採卵期にはこれまで通り毎日注射に通う必要があり、1つめのクリニックよりも遠くて費用もはるかに高いKLCに通うことに迷いがありました。

 

 

院長先生は、

「え、なぜ迷っているの・・?この病院は卵子や受精卵、精子の管理等非常に綿密にやっているし、迷う必要ないよ。」

と自信満々に仰いましたが、診察の段階ではどうも決めきれなかった私に対して

あと1つ今のクリニックに胚盤胞が残っているなら、それをやってからでもいいんじゃない?」とも言ってくれました。

 

ただこの日、KLCの規模の大きさ(ビルの13階ほぼ全てこの病院関係の施設が入っていました)、システマチックすぎる病院の方式に驚くとともに、とにかく非常に多くの患者さんが通われていて、これにも励まされそう・・!と思いました。

雰囲気のピリピリ感は多少ありつつも。

 

 

PGT-Aについて

 

KLCに行くまで詳しく知らなかったのですが、この病院は、PGT-A(着床前胚染色体異数検査)の臨床研究に参加が可能な病院でした。

これは体外受精によって得られた胚の染色体数を、移植する前に網羅的に調べる検査で、欧米では流産を防ぐ目的で既に実施されていますが、日本では命の選別につながるという理由から認められていなかったものです。

しかし国内でのニーズの高まりを受けて、またこれが有用かどうか検証するため国内4つの施設にて臨床研究が行われており、その1つの病院でした。

 

詳しい内容は↓

加藤レディスクリニック:不妊治療/体外受精 着床前診断(PGT-A)

 

対象者として反復ART不成功の患者とあり、私はこれに該当していましたので、この臨床研究に参加できる可能性がありました。

 

PGT-Aの紹介は9階待合エリアで常にビデオが上映されており、夫とほーー、、と興味深く鑑賞したことを覚えています。

 

その他、着床時期のズレの検査であるERA(子宮内膜受容能検査)、子宮環境の診断法であるEMMA,ALICEについても受けられる環境がありました。

加藤レディスクリニック:不妊治療/体外受精 反復着床不成功への治療

 

KLCでの治療を決意

 

上記のことから、今までの病院とやる治療内容はほぼ同じでも、これまでと大きく施設も人も環境も違うから通ってみたい。と気持ちを固めて治療を進めることとしました。

この日、培養士さんと今後の治療の話もしました。

 

 

本日はこんなところで。

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初診でもらった冊子と本です。KLCの実績や不妊治療についてのこと、KLCでの治療方法・方針について細かく載っていました。こんなに立派な書籍を出すとは・・・色んな意味でビッグな病院だな、、と思いました。