こんにちは、はなです。
昨晩はアメリカに来て初めて、、夜泣きすることなく、夜中2~3時の授乳の時間に起きてくることもなく、朝方まで娘が寝ていました。
何がよかったのだろう・・びっくり嬉しいことです(*´Д`)
娘もいつもに増して朝からハイテンションでした。
こういう日が増えてきたら嬉しいなーー。
ま、期待はしないようにします笑
さて、6ヶ月を過ぎ、娘のbaby foodを開始しました。
(本当は5ヶ月から始めようとしましたが、嫌がってなかなか食べなかったので仕切り直して6ヶ月から開始にしました)
娘の絵本を除き、手持ちの本を持ちたくないため、Kindleで本を読んでいて、現在Kindle unlimitedを利用しています。
その中で、最近たまたま読んだ「赤ちゃんのための補完食入門」という本を娘のbaby foodを作っていく際に参考にしたいと思いました。
日本では情報が少なく、補完食って何?という方も多いと思うので、補完食と今後の我が家の方針について投稿します。
補完食(Complementary Feeding)
とは、WHO(世界保健機関)が提唱している、科学的根拠に基づいた赤ちゃんの成長に必要な栄養を補う食事のことです。
https://apps.who.int/iris/bitstream/handle/10665/66389/WHO_NHD_00.1_jpn.pdf
↑日本語訳されています。
無料で公開されていますので、気になる方は是非よんでみてください。
日本の離乳食を否定するようなものではないのですが、日本で一般に言われている離乳食とは進め方・考え方が異なります。
例えば
・日本では1日1食から開始(5ヶ月~)のところ、1日2食からスタート(6ヶ月~)する
・お粥は10倍がゆではなく、5倍粥からスタート(エネルギーギャップを埋めるため)
・母乳(やミルク)を減らしていく必要はなく、欲しがるだけ与える
(WHOは少なくとも2歳までの母乳育児を推奨しています)
・月齢に合わせてこの食材はOK,これはNGなど日本のような月齢ごとの細かい決まりがなく、食材は自由
初期からお肉やレバーもOK
・母乳で足りていない栄養素を強く意識したもの
補完食は、母乳やミルクをベースに、成長とともにこれだけでは足りなくなってくる栄養を補う為に足していく食事という考え方です。
(ちなみに現在の日本の「授乳・離乳の支援ガイド」は2019年に改定されており、内容も補完食を意識したものに変更されています)
補完食の内容は、栄養についてよく考えられており、納得させられるところが多いです。
【エネルギーのギャップ】
・生後6ヶ月を過ぎた頃から母乳やミルクでは足りないエネルギーギャップを埋める必要がある。
生後6~8ヶ月頃では必要なエネルギー量600kcalに対して母乳・ミルクから得られるエネルギーは400kcalと200kcalのギャップが生じる
(生後9~11ヶ月では300kcal、12~23ヶ月では550kcalのギャップ)
具体的には母乳より濃い、1gあたり0.7kcalを超えるものを数回に分けて与える(1度では胃の容量が小さく食べられない)
【エネルギー以外の栄養素のギャップ】
鉄、亜鉛、ビタミンAは、カルシウム、ビタミンD
がギャップが大きくなる栄養素。
これらを意識して食材を考え、与える必要がある。
なかでも特に大きな差が生じるのが「鉄」。
体内に蓄えられていた鉄は、生後6ヶ月で底をついてしまうため、補充の必要がある。
吸収率の低い非ヘム鉄(5%。ヘム鉄は20%前後)を摂るときはビタミンC,食肉たんぱく質との同時摂取で吸収率が上がる。
鉄不足はどうしても生じやすいので、鉄を強化したふりかけ、おせんべい、baby food等積極的に利用する。
初期から利用しやすいのは粉ミルク。
などなど・・
ざっくりの補完食内容でした。
ここからは私の所感と我が家のbaby foodのススメ方について。
カロリーギャップについては、たしかに10倍粥を与えていても、なかなかエネルギー摂取ができず、お腹だけ膨れてしまう可能性はあるなぁと。
ただこれまで母乳やミルクだけを摂ってきた赤ちゃんが突然固形物を食べられるか、、といったらそうでもないと思います。
娘の様子を見ながら、お粥や主食はステップアップできそうなら濃いものにしていきたいです。
日本からもってきた「7ヶ月頃から」のベビーフードを見たところ、80g1袋たべても35kcal。(これは主食は別で食べる、おかず系のものではありますが)
1gあたり0.4375kcalと薄いです。
主食もしっかり食べられて、2・3回食に進んでいて、量もとれるようであればカロリーで心配はないかもしれないです。
が、特にあまり量が食べられない子の場合はベビーフードにお粥のもとを入れたり、オートミールを加えるなど工夫可能です。
初期に日本の離乳食指針で鉄がとれるものは少ないため、お肉やレバーペーストなどちょい足しを検討していきたいです。
その他下記が足りないときはちょい足し検討・・
・たんぱく質:粉の高野豆腐、きなこ、粉ミルク、お肉ペースト
・カルシウム:粉の煮干し、粉ミルク
・野菜:冷凍したミックス野菜ペーストやスープ
・カロリー:ホワイトソースやピーナッツバター(アメリカなのでとても入手しやすい)など
日本の離乳食でも共通で意識されている内容もあると思います。
日本の離乳食メニューを参考にしつつ、エネルギー濃度と栄養素ちょい足しを日々考え、アメリカで入手しやすい食材を中心に進めていこうと思います。
娘は離乳食開始して17日目です。
白身魚も食べられるようになり、タンパク質も今後とっていけそう。
まだ量はあまりたべられませんが、今日から二回食にしてみたいと思います。
さて、私は食品会社で開発職をやっているため職業柄、栄養成分や原料構成等に非常に興味があります。
加工食品を買うと裏面表示をまじまじと読み、あーこれが入っているのねー、これでこの食感・味なのねー、ん?この表示まずいでしょーー(笑)など・・・永遠に裏面表示読んでいられる人間。
そのため、娘の食事の栄養面にも興味があり。
少しの工夫で栄養素を補ったり、娘の食を支えていきたいです。
とりあえずおいしく笑顔で食べてもらえるのが一番ではありますが、補完食という世界共通の内容を知り、今後意識していけるのはよかったかなと。
しみじみ、授乳以外の固形物を食べられるようになるって、人間として大きな進歩ですよね。
どんどん成長していくなぁ・・・
今回はこんなところで。